2009年04月09日
Metal Otakuプロジェクト完遂!
3月末をもってMetal Otakuプロジェクト、完遂です。
4月からは運営母体も新たに編成し直し、り・スタートです!
企業ブース増設、ポータルサイトのコンテンツ増強など、ますます進化させる予定です。
乞うご期待!
4月からは運営母体も新たに編成し直し、り・スタートです!
企業ブース増設、ポータルサイトのコンテンツ増強など、ますます進化させる予定です。
乞うご期待!
2009年03月21日
2009年02月24日
24日はKIRA研究所のシンポジウム
さきほど、久々にKIRA CAFEにお邪魔しました。
出遅れたので、みなさんにお会いすることができず、、、(泣)
24日は内田洋行で国際シンポジウムが開催されます。
http://www.secondtimes.net/news/japan/20090219_kira.html
残念ながら、私は横浜で同時刻、セミナー講師の仕事があるため、参加できませんが、代わりに弊社から一人出席させることにしました。
新しい出会いと新しい知の実験にわくわくします。本当にうかがえなくて残念。。。
2009年02月20日
2009年02月19日
おおた工業フェア
今日は思いっきりリアルライフの話題です。
今日から土曜日まで、蒲田の大田区産業プラザで「おおた工業フェア」が開催されています。
年に一度の大田区の工業の祭典です。
私も異業種交流グループのブースで本の販売をしています。今日一日で、おかげさまで40冊近く売れました。
ご購入いただいたみなさま、ありがとうございました!
京浜精密製作所の横田さんが徹夜で作ったというめちゃくちゃ奇麗なメタリックなシンセサイザーがありました。
それから、たなかじゅんさんの「下町鉄工所奮闘記ナッちゃん」のフィギュアも発見!一緒に記念撮影しました。
明日も午後からお当番で、ブースにいます。
今日から土曜日まで、蒲田の大田区産業プラザで「おおた工業フェア」が開催されています。
年に一度の大田区の工業の祭典です。
私も異業種交流グループのブースで本の販売をしています。今日一日で、おかげさまで40冊近く売れました。
ご購入いただいたみなさま、ありがとうございました!
京浜精密製作所の横田さんが徹夜で作ったというめちゃくちゃ奇麗なメタリックなシンセサイザーがありました。
それから、たなかじゅんさんの「下町鉄工所奮闘記ナッちゃん」のフィギュアも発見!一緒に記念撮影しました。
明日も午後からお当番で、ブースにいます。
2009年02月18日
「仮想社会の未来:科学と市民的社会への可能性」
セカンドライフを通じて知り合った、New School大学院 社会学部教授 池上英子さんから、以下のイベントのお誘いがきました。
KIRA12周年・KIRA Japan設立イベント
「仮想社会の未来:科学と市民的社会への可能性」
http://www.kirajapan.org/event/
私は残念ながら、自分がその日、横浜でセミナーの講師業があるためにうかがえませんが、、、。
ご興味のある方はどうぞ。
KIRA12周年・KIRA Japan設立イベント
「仮想社会の未来:科学と市民的社会への可能性」
http://www.kirajapan.org/event/
私は残念ながら、自分がその日、横浜でセミナーの講師業があるためにうかがえませんが、、、。
ご興味のある方はどうぞ。
2009年02月18日
羽田経済新聞に報告会の模様が掲載されました。
2月16日(月)、大田区産業プラザで「Metal Otaku」の制作進捗報告会を開催しました。
当グループのスタンスとしては、このSIMの中で、直接商取引をすることは視野に入れていません。
(これを目的にしたために、多くの参入企業が失敗していることは充分承知していますし、今更それを追うつもりはありません)
並行して多言語のポータルサイトを設けており、そこにもリンクさせて、まずは大田区の産業集積そのものを様々なツールを使って、広く周知させることを目的としています。要は大田区の産業集積をどう「PR」していくかが、このプロジェクトの目的だからです。
「入口はたくさんあっていい」。
それが当グループの見解です。
今回の報告会の模様は、羽田経済新聞に掲載されました。
http://haneda.keizai.biz/headline/246
それから、ヒカリカナルの石川さんのブログ
「光ジャーナル」
http://hikiaricanal.sblo.jp/article/26867823.html
海賊りゅうのすけさんの
「りゅうのすけのドーン!!な感じ」
http://kaizoku.slmame.com/e530827.html
にも詳しく紹介されています。
当グループのスタンスとしては、このSIMの中で、直接商取引をすることは視野に入れていません。
(これを目的にしたために、多くの参入企業が失敗していることは充分承知していますし、今更それを追うつもりはありません)
並行して多言語のポータルサイトを設けており、そこにもリンクさせて、まずは大田区の産業集積そのものを様々なツールを使って、広く周知させることを目的としています。要は大田区の産業集積をどう「PR」していくかが、このプロジェクトの目的だからです。
「入口はたくさんあっていい」。
それが当グループの見解です。
今回の報告会の模様は、羽田経済新聞に掲載されました。
http://haneda.keizai.biz/headline/246
それから、ヒカリカナルの石川さんのブログ
「光ジャーナル」
http://hikiaricanal.sblo.jp/article/26867823.html
海賊りゅうのすけさんの
「りゅうのすけのドーン!!な感じ」
http://kaizoku.slmame.com/e530827.html
にも詳しく紹介されています。
2009年02月08日
「東洋経済」のBlogに紹介されています。
昨夜、SIMの中でSL制作スタッフのみなさんが、打ち上げをしていました。ウワサを聞きつけた人たちもずいぶん来ていましたね~。 なんだか圧倒されてしまいました。
ところで、「東洋経済」のblogにSIMの模様が紹介されています。まだ、一部未完なので、正式にプレスリリースを打ってはいないのですが、口コミで伝わるのはありがたいです。
http://www.toyokeizai.net/online/tk/blog/1/2009/02/_91metal_otaku.html
ところで、「東洋経済」のblogにSIMの模様が紹介されています。まだ、一部未完なので、正式にプレスリリースを打ってはいないのですが、口コミで伝わるのはありがたいです。
http://www.toyokeizai.net/online/tk/blog/1/2009/02/_91metal_otaku.html
2009年02月06日
もうすぐ完成。
2009年01月31日
大田区SLプロジェクト報告会のご案内
米国発経済危機を乗り越えよう!
『セカンドライフ(三次元仮想空間)活用法』のご案内
~参加費無料~
主催:WWO: 地域産業イノベーション・グループ
後援:東京商工会議所大田支部
日時:2009年2月16日(月) 19:00~21:00
場所:大田区産業プラザ(PiO) 3階 特別会議室
〔プログラム〕
【第1部】基調講演「米国発経済危機を乗り越えよう!」
平田 周(ひらた しゅう)氏
静岡大学大学院工学研究科客員教授 三田教育研究所LLP主席研究員
【第2部】活動報告「セカンドライフ活用法とポータルサイトの構想」
地域産業イノベーション・グループ代表 奥山 睦
(株)ウイル代表取締役 静岡大学大学院工学研究科客員教授
■ 詳細はこちら(pdf)>>http://www.officewill.co.jp/images/new/slife090216.pdf
『セカンドライフ(三次元仮想空間)活用法』のご案内
~参加費無料~
主催:WWO: 地域産業イノベーション・グループ
後援:東京商工会議所大田支部
日時:2009年2月16日(月) 19:00~21:00
場所:大田区産業プラザ(PiO) 3階 特別会議室
〔プログラム〕
【第1部】基調講演「米国発経済危機を乗り越えよう!」
平田 周(ひらた しゅう)氏
静岡大学大学院工学研究科客員教授 三田教育研究所LLP主席研究員
【第2部】活動報告「セカンドライフ活用法とポータルサイトの構想」
地域産業イノベーション・グループ代表 奥山 睦
(株)ウイル代表取締役 静岡大学大学院工学研究科客員教授
■ 詳細はこちら(pdf)>>http://www.officewill.co.jp/images/new/slife090216.pdf
2009年01月09日
大田区SLプロジェクト「Metal Otaku」
経済産業省平成20年度「地域資源活用販路開拓支援事業」の大田区中小製造業の任意団体「地域産業イノベーション・グループ」による3D仮想空間を活用した、セカンドライフの実証実験「Metal Otaku」の製作が8割近く進みました。
3月初めには正式に公開予定です。
今日は、蒲田のPiO(大田区産業プラザ)にて、デジハリの三淵先生、studio batsch森田さんに、報告会をしていただきました。
メインキャラクターにロボットを配置し、羽田空港、昭和30年代・現在・近未来の大田区をイメージした、coolなSIMです。
巷間は暗いニュースばかりです。ここ、大田区も逆風が吹き荒れています。
だからこそ、大田区の元気な若手のものづくりの皆さんが中心となった、この「地域産業イノベーション・グループ」の存在意義があるのです。
2009年、がんばろう!>大田区
http://slurl.com/secondlife/Andresson/40/40/26/
2008年12月09日
羽田経済新聞に掲載されました!
2008年11月26日
大田区SLプロジェクトのバナー作りました。
2008年11月25日
KIRA CAFEにおじゃましました!
先日、このBlogで池上英子先生のSLについての論文を紹介したのですが、なんと、なんとNYのご本人から
コメントをいただき、うれしいやら恐縮してしまうやら。。。
本日、先生がいらっしゃる「KIRA CAFE」におじゃましました。ちょっとばたばた大学院の課題の図書レポート
をやってたりしていて出遅れてしまったのですが、先生のアバターにもお会いできました! 感激です!!
http://slurl.com/secondlife/BaikUn/247/96/251
コメントをいただき、うれしいやら恐縮してしまうやら。。。
本日、先生がいらっしゃる「KIRA CAFE」におじゃましました。ちょっとばたばた大学院の課題の図書レポート
をやってたりしていて出遅れてしまったのですが、先生のアバターにもお会いできました! 感激です!!
http://slurl.com/secondlife/BaikUn/247/96/251
2008年11月19日
毎日新聞に掲載されました!
3D仮想空間「セカンドライフ」上に大田区製造業の集合工場を作り、大田区の企業集積の
存在ならびに企業・技術等が海外に広く知られることを狙う。
このために結成された大田区の任意団体「地域産業イノベーション・グループ」が行なうセカンドライフ
事業に関する記事が、本日の毎日新聞朝刊に掲載されました。
「セカンドライフ」は、海外で約1600万人以上が利用し、欧米の企業も商品やサービスの紹介や企業名
やブランドの知名度を高める方法として注目しており、進出している企業も多い。来場者に質問をし、
大田区の知名度などを調ることも可能である。その結果、地域企業の海外との関係が深まり、販路拡大
へ結びつくことが期待できます。
わが国の中小製造業は、東アジア経済の一体化と人口減少社会という2つの課題を現在、抱えています。
加えてサブプライムやリーマンショックなど、米国金融危機によって、対米輸出の比重が高い自動車や
半導体関連の産業では、輸出が減少してきています。その結果、在庫が急激に増えて、減産を余儀なく
される企業が、大田区でも多数出てきています。
9月の日銀短観でも自動車や半導体関連の景気判断は10ポイントを超える大幅な落ち込みとなっています。
アメリカ向けの輸出が今回の金融危機によって前年との比較で一気に20%以上も落ち込み、外需主導型
経済構造が今、転換期を迎えてきています。
中小製造業における販路拡大は、決して平坦な道のりではありません。しかし、新たな事業・技術・製品開発
への挑戦は、イノベーションへの熱き思いと言ってもよいでしょう。そのためには、設備投資、人材育成のため
の投資、マーケット、技術を積極的に開拓して、付加価値を創造し、社会のニーズに応える姿勢が必要です。
このような時代だからこそ、イノベーションを
起こすことは、中小企業の真骨頂と言えるのではないでしょうか。
2008年11月13日
日経流通新聞掲載!
大田ロボ降臨!
日経流通新聞に「海外アピールに仮想空間を活用」というタイトルで、地域産業イノベーション・グループ
が行う経済産業省認定「地域資源活用販路開拓事業」の大田区中小製造業セカンドライフ実証実験の
プロジェクトが紹介されました!
夕方、記者さんが「本日の朝刊に掲載しました」と教えてくれたので、あわてて大学院のゼミ生に電話
して、「日経MJ、持ってきて!」と頼んで、本日の授業で受け渡してもらいました。ありがとう!>Sさん
日経流通新聞に「海外アピールに仮想空間を活用」というタイトルで、地域産業イノベーション・グループ
が行う経済産業省認定「地域資源活用販路開拓事業」の大田区中小製造業セカンドライフ実証実験の
プロジェクトが紹介されました!
夕方、記者さんが「本日の朝刊に掲載しました」と教えてくれたので、あわてて大学院のゼミ生に電話
して、「日経MJ、持ってきて!」と頼んで、本日の授業で受け渡してもらいました。ありがとう!>Sさん
2008年09月19日
SL講演会@大田区
昨夜、デジハリ大学院の三淵啓自教授を招いて、蒲田の大田区産業プラザで講演会を開催しました。
経産省のプロジェクト・「地域資源活用新事業展開支援事業」採択のキックオフイベントでした。
このプロジェクトは、SL内に大田区仮想工場をつくり、世界に向けて情報発信をすることによって、海外販路開拓に結び付けようという来年3月末までの実証実験です。
講演会は、意外に子育てママのボランティア団体とか、まちづくりのNPOの方だとか、製造業以外の方々も熱心に聴いておられたのが印象的でした。
ここにたどり着くまでに、約1年かかり、時間も労力も、もちろんお金も相当使ってきました。
やっとSLのグランドデザインができ、ここからさらにWEBサイトへの連動など考えていかなければいけないことは山積しています。
某大手企業さんが、スポンサーとして正式に決まれば大手を振って公開ができます…という極めて微妙な、大切な段階でもあり。
最後の、SL委員長・堀越精機さんの締めの言葉が印象的でした。
「町工場が若者を雇用しようと思っても、現状では全然こない。SLを通じて、若者に関心を持って欲しい。そしてこれを機会に新たな事業展開、オリジナル製品開発の布石としたい」
ここが現場の一番の本音。
だからガチガチに地域の中身を知っているよりも、やわらかな、まったく我々では想定外の発想が必要なんです。
その「風」を吹き込んでくれるのが、大田区外の専門委員である三淵啓自先生であり、平田周先生であり、「シルバー斎さん」こと、佐々木際三郎さんなのです。
経産省のプロジェクト・「地域資源活用新事業展開支援事業」採択のキックオフイベントでした。
このプロジェクトは、SL内に大田区仮想工場をつくり、世界に向けて情報発信をすることによって、海外販路開拓に結び付けようという来年3月末までの実証実験です。
講演会は、意外に子育てママのボランティア団体とか、まちづくりのNPOの方だとか、製造業以外の方々も熱心に聴いておられたのが印象的でした。
ここにたどり着くまでに、約1年かかり、時間も労力も、もちろんお金も相当使ってきました。
やっとSLのグランドデザインができ、ここからさらにWEBサイトへの連動など考えていかなければいけないことは山積しています。
某大手企業さんが、スポンサーとして正式に決まれば大手を振って公開ができます…という極めて微妙な、大切な段階でもあり。
最後の、SL委員長・堀越精機さんの締めの言葉が印象的でした。
「町工場が若者を雇用しようと思っても、現状では全然こない。SLを通じて、若者に関心を持って欲しい。そしてこれを機会に新たな事業展開、オリジナル製品開発の布石としたい」
ここが現場の一番の本音。
だからガチガチに地域の中身を知っているよりも、やわらかな、まったく我々では想定外の発想が必要なんです。
その「風」を吹き込んでくれるのが、大田区外の専門委員である三淵啓自先生であり、平田周先生であり、「シルバー斎さん」こと、佐々木際三郎さんなのです。
2008年09月16日
新たなコミュニケーション領域
池上英子氏の徳川幕府政権下の江戸時代の民衆文化とセカンドライフを比較・考察した論文"Avatars Are For Real: Virtual Communities and Public Spheres"の一部翻訳。忘備録として。その2。
1.新たなコミュニケーション領域
セカンドライフはオンラインビデオゲームと現実世界の中間に位置付けされるが、そのどちらとも全く違う性質をもった特異な存在である。
参加者は「プレイヤー」ではなくて「住人」と呼ばれ、架空の名前を持ったアバターを使う。ロールプレイングのようでもあるが、ゲームのように戦士、宇宙船船長といった役割はなく、参加者は自分のアバターを好きなように選んだりデザインしたりできる。
突飛な格好をしたアバターであふれたこの仮想世界は、最初は奇妙なものに見えるかもしれないが、だからといって参加者が真剣でないということではない。アバターの背後には本当の人間がいて、このようなオンラインコミュニケーションによって引き起こされる感情はむしろとてもリアルだ。事実、この仮想世界には、数々の、カジュアルで、緩やかで、儚い、けれども生き生きとしたコミュニケーション領域の飛び地が存在する。
たとえば、アバターは並んで座り、会話を楽しみながら一緒に飲むといったことも可能だ。仮想世界でのアバターの集まりでは、Eメールやインスタントメッセージ、電話での会話、テレビ会議といった、他の形の電子コミュニケーションより強い共存感覚を得られる。
テレビ会議では、参加者は歩き回ることはできないし、せいぜい手を振ったり、映したい物体をカメラの前に持ち上げるくらいのことしかできないが、仮想世界のアバターは、つながったすべての場所を自由に探検することができる。この親密な共存感覚、一緒にいる、という感覚は、かなり強いものだ。
この論文のメインテーマは、新しいパブリック圏としてのセカンドライフの分析である。このパブリック圏(public sphere)という言葉は、通常、国家の政治制度から離れた部分での政治論と関連付けられる。ここ数世紀の間、西欧におけるパブリック圏は、政治の近代化や市民社会の発達、経済の変化、新しい礼節の台頭などとともに形成されてきた。近代民主化発展の中心において、社会学者達は、この社会的変化について議論を戦わせてきたのである。
従来のジャーナリズムは、メディアをパブリック圏の型にはまったイメージにはめ込む。しかしながら、現在では、新しいタイプのサイバーメディアが次々と生まれている。多くの場合、これらのメディアは従来通りの政治論的方向には向かっておらず、より遊びの要素が強い。セカンドライフは、このように新しく、広くアクセスが可能なコミュニケーション領域の、特に複雑な一例だ。この独特のコミュニケーションスタイルが出現したことにより、パブリック圏の定義は早急に改められなければならなくなっている。
我々は、この新しいタイプのコミュニケーション領域が成熟するまで、最低でも10年かかるだろうと考えている。このプロセスを分析する最初の一歩として、この論文では、他の歴史上のコミュニケーション領域との共通点を挙げていきたいと思う。ここ二、三百年の日本の歴史をヨーロッパの歴史と比較して論じ、セカンドライフのような、アバターを媒介とする仮想世界についての解釈が前進するための興味深い比較素材を提供したい。
ここでのカギは、近世の日本において、流動的でカジュアル、けれども活気のある非政治的な活動のネットワークであった芸術サークルが、効果的にセカンドライフのような“仮想空間”を形作っていたことだ。この、ごく初期の仮想世界は、横並びの社交文化を形成することによって、意図しないうちに日本における政治の近代化の条件を整えていたのである。
歴史学的な集団生活に関する研究、特に自発的で、水平的な集団という形についての研究は、社会科学的な文献において、民主化や市民社会の質にプラスの影響を与えたという理由から、非常に高い関心を持たれてきた。長い間、個人による自発的な集団の発生は、国家の政治制度から離れたところで形作られ、近代民主主義の台頭には、原始的な家族の絆が必要な条件であると考えられてきた。しかしながら、マーク・グラノヴェッター言うところの“弱い連帯”や、ネットワークの連携を切り替えることについての重要性に関しては、ほとんど注意が払われて来なかった。
この流れにおいては、より開かれたコミュニケーションの輪を提供することによって、歴史的に更なる柔軟性を社会に提供してきたもろく自発的な人間関係や、よりカジュアルで柔軟な社会的総合作用の土台に誕生したパブリック圏に目を向けることは難しい。
強い結合力のある横並びの集団が、覇権主義的な力を獲得し、他の人間を締め出すと同時に、所属する人々に息のつまりそうな規律による影響を与えることがある。逆に、社会がくっついたり離れたりが比較的気軽なネットワーク的繋がりを有する時、市民はよりオープンで柔軟なやり方で力を持つようになる。このように、人々を一時的に現実での強い連帯から切り離すコミュニケーションの場が、貴重な社交領域となっている。近代以前の日本のケースでは、たくさんの弱い連帯と小さな集団の上に成り立つこのようなコミュニケーションの場の力が際立っていた。
この論文の著者達は、セカンドライフに少し違った角度から参加することになった。池上は、歴史上及び現代のパブリック圏の形式、礼節および団体活動について研究している社会学者で、弱い連帯に基づいた関係と、切り替え可能な組織的繋がりが、政治的、及び文化的に及ぼす影響についての理論的研究を教えている。また、日本の芸術サークルと、政治の民主化への独特な経路について、詳細な論文も書いている。セカンドライフでの新しいコミュニケーション形式に興味をもち、その住人となった。Hutは天体物理学者であり、もともと科学的な共同作業のための対話型ツールを供給できる可能性があるのではないかと考えて、仮想世界に興味を持っており、何度かActive Worlds(仮想世界のプラットフォーム)のVideoranchで講義を行った後、2007年にQwaq(仮想世界の一つ)をベースに二つの組織を立ち上げた。Wokフォーラムと、MICAの前身だ。2008年には、主な活動をセカンドライフに移し、PaBを立ち上げることになる。MICAのミーティングは、現在セカンドライフのみで行われているが、セカンドライフやQwaq、また他の仮想世界のアプリケーションについてなどを網羅する、より広い視点に基づいて活動している。
この論文において我々は、オンライン3Dテクノロジー基づいた仮想世界の特色ある潜在能力に関するいわば暫定的なレポートを、セカンドライフ内でのアバター住人としての経験や観察に基づいた特異な視点から提示する。政治的、文化的、経済的に、現実世界の構造を形成しながら行うロールプレイングのような、仮想の社会性の力を示しつつ、歴史や社会学に基づく議論を行う。比較事例研究として、徳川時代を用い、セカンドライフについての考えや見解を示したい。
2008年09月15日
猫を探しに。
昨日、コーギーを見に行ったので、今日は猫を探しに行ってきました。
Pet villageへひとっ飛び。
secondlife://Pet%20Village%20Japan/136/139/30
私はトラネコを連れて歩くことに。リアルでも昔、トラネコを飼っていたので結構ウレシイかも♪
また行こう。
Pet villageへひとっ飛び。
secondlife://Pet%20Village%20Japan/136/139/30
私はトラネコを連れて歩くことに。リアルでも昔、トラネコを飼っていたので結構ウレシイかも♪
また行こう。
2008年09月15日
東大SEPPの試み。
「東京大学公共政策大学院寄付講座「エネルギー・地球環境の持続性確保と公共政策(略称SEPP)」にて2008年7月より、セカンドライフ内delidemoSimにて『まちづくりコンペ』を行っております。」というプレスリリースを読んで、ちょっと見に行ってきました。
まちづくりコンペ開催地:delidemo http://slurl.com/secondlife/delidemo/128/128/128
以下リリース抜粋。実証実験を行う際の参考になります。
SEPPでは、エネルギー・環境技術の導入・普及のありかたを考える研究を行なっています。その一環として、一般の方々が考える「持続可能なエネルギー・環境を体現した『まち』」をセカンドライフ内に表現していただき、社会が求める持続可能なエネルギー・環境のあるべき姿について考察していく予定です。また、参加者間の合意形成過程について研究することで、3D仮想コミュニティにおける合意形成のあり方についても検討します。
まちづくりコンペは、4つのチームで競います。参加者には、事務局が指定する4名から10名程度のチームの一員として、まちづくりに参加していただきます。各チームは、2008年7月から2008年12月の間に、与えられた土地の中で、建築物、構造物、植栽などを配置して、「持続可能なエネルギー・環境を体現した『まち』」を表現します。12月にはまちづくりなどの専門家による講評会を実施し、最優秀作を決定します。
セカンドライフを利用できる方でしたら、どなたでも応募できます。実際にまちづくりのファシリテーターとして活躍されている方々、セカンドライフでの3Dモデリング経験のある方々の応募を歓迎します。4名あるいは10名程度のチームとして応募いただくことも可能です。